デジタル財産の相続調査~IDパスワードが分からない(涙)

こんにちは。長野市三輪 ”相続・遺言・おひとり様高齢者専門 ” 行政書士の可児(かに)と申します。

先日、相続が専門領域である行政書士向けの講習会が、長野県行政書士会館で行われました。私はかつての不動産業務で相続関連を沢山手掛けてきましたが、今回は、行政書士としてのより具体的な相続実務(遺言書作成、遺産分割協議、財産調査)について、プロ向けの話しを沢山聴くことができ、大変参考になりました。

果たして、プロ向け相続講習会でどのような学びがあったのか?テーマに分けて皆様にお伝えしようと思います。

(その1)ネット社会ゆえに、IDパスワードがないと何も分からない!

このような相続調査担当者の嘆きは、容易に想像できますね。なぜなら、私達も日常生活で、非常に数多くのIDパスワードを求められますし、正直言って「すべて覚えていない!(メモしておくしかない)」というのが実情ではないでしょうか。私(可児)など、すでにあちこちのサイトで100近いIDパスワードがあるので、あまり保管したくないけど、メモしておかないとどうにもならない、という「洪水状態」なのです。

これが、ネットバンキングや、PayPay、Suicaなどの「デジタル相続財産」だったらどうしますか?

かつては、せいぜい銀行のATMの暗証番号くらいで、使い回しも多かったので、手帳のどこかにこっそり書いてあるか、奥さまだけが知っていた、なんてこともあったわけですが、デジタル社会がここまで進展したら、メモが紛失して見つからないかぎり、それをすべて解明するのに、めちゃくちゃ手間と時間がかかることが想定されます。

講師の先輩行政書士は、相続業務を10年以上やってきた中で、「最近のデジタル財産は、本当に数が多くて困るし、これからもずっと苦労し続けるでしょう。」とおっしゃっていました。私も全くの同感であり、行政書士などの相続調査人にとっては、たかだか1件のIDパスワードの解明であちこちに問い合わせるだけで、とてつもないパワーと時間(おそらく1件当たり、数時間~数日)消費することとなるものと思われます

その講師はおっしゃっていました。

「遺言を作成する場面では、デジタル財産のIDパスワードも、スムーズな遺産承継のために、生前にしっかりお伝えして頂きたいと思います。

これは、生前の高齢者(または被相続人予定者)にしっかりお伝えしておかなくてはいけませんね。残された方たちの為にも、デジタル遺産の「IDパスワード承継」は、しっかり行って頂きたいものです。

長野市・北信エリアの相続・遺言・おひとり様高齢者の身元保証終身サポート 行政書士 可児猛 事務所~